とタイトルには書いてみましたが、過酸化水素水と漂白活性剤と紫外線の化学反応を利用した黄ばみ落としはスーパーファミコンやゲームボーイなどレトロゲーム機にて実践済みとなっており、レゴでこの方法を使うのがはじめてということになります。
さて、事の経緯としてはフリマアプリで購入した「レゴ スター・ウォーズ 7153 ジャンゴ・フェットのスレーブⅠ」が見事なまでに汚れと黄ばみが酷くそのまま飾ることが躊躇するレベルだったためです。でもまぁ2002年のキットですからね。。。届いた時の状態がこちら。。。マジやばい。
では下準備ということで、バラして洗浄していきます。洗浄の仕方は人それぞれですが私はぬるま湯に重曹を入れて漬け置き後ブラシやスポンジで1つ1つ洗っていきます。
ここからが本題です。
洗浄したパーツから黄ばみのある白パーツを漂白していきます。
化学反応を利用した黄ばみ落としなので、あまりにも経年劣化が酷い場合は黄ばみが落ちないこともあります。また、色パーツによっては変色の恐れもあるので全て自己責任となりますのでご理解ください。
私が使う道具としては
- ワイドハイターEXパワー(600ml)2本←注意:普通のワイドハイターではありません。
- 透明な容器(無印良品 重なるアクリルボックス・中←個人的におすすめ)
- 透明な重し(無印良品 重なるアクリルボックス・中用ティッシュフタ)
- 金属トレイもしくは鏡(100均のもの)
- プラスチックザル(100均のもの)
- プラスチックボール(100均のもの)
まず、できるだけ快晴な日が続くことを確認してください。
化学反応を起こすためには紫外線が必要になるのでできる限り快晴であることが重要です。曇りは紫外線量が減りますのでできれば快晴で。。。雨が続くようなら次に晴れる日を狙いましょう。*天候に左右されない紫外線ランプを使う方法もありますが私は試したことがないです。
透明の容器(無印良品 重なるアクリルボックス・中)にレゴの白パーツを並べていきます。スレーブIのパーツ以外にも黄ばんだミニフィグも入れてみました。ミニフィグはできる限り太陽光が当たるように足は開いて並べます。
ここでパーツが浮いてきてしまうので透明な重しがあると便利です。今回は無印良品のアクリルティッシュケースのフタを使います。ティッシュの取口が開いていますがご愛嬌。
この写真は2日目です
1日目:予想:曇りのち晴れ 結果:曇りのち雨 さほど黄ばみは落ちず
2日目:予想:曇りのち晴れ 結果:曇り 気持ち黄ばみが落ちたかな?
3日目:予想:晴れ 結果:晴れのち曇りのち晴れ なんだかんだで快晴!
3日間ずっとワイドハイターにつけたままです。量が減ってきたらワイドハイター(2本目)を足します。容器の方向を変えたり揺すったりしながら全体的に紫外線が当たるように日中は数時間おきに確認します。
1週間やる方もいるようですが、劣化しても嫌なので私は3日間で終了しました。
最後にザルとボールを使いながらパーツを濯いでいきます。ワイドハイターを直接触ると肌に悪いので注意しましょう。
十分洗い流したら陰干しで乾燥させていきます。
結果はこちら できる限り照明などは同条件で撮影
成功ですよね?私としては成功です。
何気に心配していたプリントパーツも剝げることはありませんでした。
あと若干ではありますが黄ばみ落とし前と後ではパーツの手触りが変わったかな?
さて組んでいきますか!
完成!(2021/07/04)
0 コメント